何故、ポルトガル? scene.01

Por que o Portugal ?
O Carnaval de Torres Vedras

何故、ポルトガル?

昨年11月末、そろそろ今回のヴァカンスのアウトラインが固まってきた頃。

ーーー葡萄牙、葡萄牙と騒ぐ割には一度も言及した事無いわよね。

母に言われた。何の事かと思えば、檀一雄の事であった。その頃、瀬戸内寂聴さんが連載“奇縁まんだら”として日経新聞に檀について書いていたのだった。それを読んだ母が突然話を振ってきたという訳だ。

ーーー葡萄牙は小さい国だけれど、見所は満載だからね。いつものんびりした   スケジュールだし、有名な観光地を網羅している訳ではないし。・・・でも、実は今度の渡葡で、そのサンタ・クルスに行ってみようかと・・・。

そうなのだ。葡萄牙にも過去7回足を運んでいるが、欧州に行く時は一箇所に一泊しかしない様なスケジュールは基本組まないし、勿論大都市になると連泊するし、自分の興味の赴くまま行くので、景勝地を全て制覇なんて事は一生掛かってもできそうにない。まして一度の旅が数ヶ月ならば兎も角、通常3・4週間の短い期間・しかも一年に一度ではあちこち周るのにも限度がある。そして欧州の国々は長く複雑な歴史と文化があり、訪れる価値のある町や村は星の数、しかもリピートしたくなる所も多いのだ・・・。という事で、“えーっ?そんなに何度も行っているのに○×はまだ見た事無いの?”とツアー旅行者に驚かれそうなのである。